南エストニア スモークサウナ

南エストニア スモークサウナ

知り合いが経営している南エストニアの本場のスモークサウナを体験しました✨

日本には昔から温泉に入る習慣がありますが、エストニアにはサウナ文化があります。

実は、よく知られているフィンランド式サウナより前から、スモークサウナは存在していたそうです。

南エストニアではその伝統あるスモークサウナが今もなお継承されています。

2014年に、ヴォル県のスモークサウナの伝統はユネスコ無形文化遺産に登録されました。

スモークサウナの建物自体は煙突がなく、木を燃やすことで生じる煙がサウナの中を循環します。
まずは、サウナストーブに薪を入れて、部屋の大きさによって5〜7時間かけてヒーティング。そのあと、煙を窓・ドアから出し、空気がきれいになってからサウナに入ります。

日本では、神社やお寺で煙が人の体を清めるように、エストニアではスモークサウナの煙がサウナ内部の空間を清めます。
昔は、出産、病気の治癒、死者のお清めなどをサウナで行ったそうです。
今でもサウナは身体を洗うだけでなく、悩み、苦しみなどを取り除くとても大切な役割を担っています。

昔のスモークサウナは、立地をきちんと選んだ上で建てられていました。住宅、倉庫、家畜小屋などの日常生活で使われた建物とその土地は、「この世」として考えられ、これ以外のところ、たとえば森、野原などは「あの世」と呼ばれていました。亡くなった親戚の魂、これから生まれる赤ちゃん、妖精、森・泉・石の神様などは 「あの世」に生きていたそうです。

スモークサウナの建物は、森の端や湖沼の近くなど、この世とあの世が接するところによく作られていました。サウナに入れば、祖先やこれから生まれる赤ちゃんの魂と出逢うことができ、数世代にわたって同時に話し合うこともできます。

11月2日は、「魂の日」で、魂が生前に暮らしていた家を訪れると言われています。その頃は、魂のためだけにサウナを準備する習慣があったそうです。